ゴールデンウイークも前半戦が終わったのだが、仕事は比較的のんびりムード、紙で作るものはもういらないのか?と思うくらい動きがない。まあ、あえて紙で作らなくても情報はスマホで十分といった流れがいよいよ本格化してきたのか。この点については別ページで触れようと思っている。
さて、そんな低空飛行を横目に為替と株価は騒がしい。日本円の弱さが顕著に出た週で先週ドル円に関しては34年ぶりの円安を更新し160円を上振れした。さすがに政府の介入が入ったと思われる場面もあり瞬間5円ほど円高になったのもつかの間、すぐに円安に戻している。為替トレーダーにしてみれば、ちょうどチャート開いた時この瞬間が訪れていたなら、証券口座100万円程度にレバレッジかけて一発50万円くらいの臨時収入は見込めたはずである。自分の場合、要人発言や介入などリスクを伴う場面の取引はしていないが、今回はリスクなく儲けることができた場面であったはずである。介入はもう一度あるかもしれないので、クロス円の為替は取引しないようにしている。代わりにユーロポンド、ポンドドルなど今まで取引していなかった為替で取引してみると、値動きが全く分からない。完全勉強不足。いきなり8万円以上含み損を作ってしまったしだいだ。さて、どうする?ポジションを閉じて違う通貨にいくか悩みどころである。普段は4時間足、1時間足でトレードするのであるが、今回は日足、週足と少し長めの時間帯で見てみることにした。この方法はポジションを閉じる勇気がない所謂ポジポジ病の一種で負けトレードに足を入れている状態である。
しかしながら、今回は比較的調査時間や過去検証できる時間を作れるため敢えてポジションは閉じずに静観することにした。現在の予想ではゴールデンウィークあけには少しの利益が出る感じか。クロス円取引をしていれば間違えなく50万以上稼げたと思うと悔しい限りだが、これが為替取引の実態であると痛感している。為替目線だけで言えば、円安だろうが円高だろうが関係ない事だが、一般の生活においては、スーパーインフレの余丁であり、一気に物の値段が高騰し、長期金利の利率を上げない限りおさまりが付かないのではないかと心配になってしまう。中小企業にとっても金利の利上げは相当資金繰りに影響するだろうし、ましてや海外部品の購入など目も当てられないほどの値段になるのは目に見えてわかる。政府は賃上げムード一色で解決しようとするが中小の賃上げはよほどでない限りは会社を衰退に追い込むのである。
短期的、つまり1年程度で解決するならば我慢もできるが、これが2、3年いや5年続くのであれば製造業の多くは身売りするか倒産しか選択肢はなくなる。
今回の介入が吉とでるか凶とでるかはわからないが、ドル円が再度160円を突破し170円付近までいくようなことになれば、傍観はできない。多くの手段を使いながら現状に戻そうとするのではないか?こんなことを想像しながらゴールデンウイークを過ごしている。