今週の出来事(2023・12/18-12/23)

さてさて、今週はいろいろなことがありすぎて忘れてしまうと困るので記録することにした。まずは仕事の件。製本時に起きたクレームの件。実際のところ、なぜこれがクレームなのか理解できない。一般的に印刷物に必要なことは情報伝達だ。ページがつながっていないなどの重要なことが読めないなどは製本のクレーム対象であるが、その本は永遠に美術品や作品として残すならともかく、そうでないなら普通はスルーである。まあ大抵の場合クレームをつけて作り直すことで製造を2回行って1回分を製本会社が負担すれば印刷会社はその分が利益となる。スーツ1着買うともう1着は3000円とかと同じ手法である。客が1回店に足を運ぶだけで店は2回分の利益をとれる。共有する内容は削減できるため大きな利益が生まれる。経理上は製造原価に反映されるのはごく一部で営業費用はかからないのである。この仕組みは印刷会社ではもしかすると一般従業員には理解できないように周知もされていないはずである。エンドユーザーには作り直すことで誠意が見られ評価される。つまり次の仕事も確約されるのである。まさにクレームが宝となる例だ。

私も同様に製本で起きたクレームは誠意を持って対処すること、作り直し費用を分割し継続して仕事を受注できることに徹してきた。リスクもあるが社内の体制を整えることと社外的な評価をえることの二重益が得られることで支払い分はペイしてきたのだ。しかしここにきてお客先の要求度が高まり、実際にこれクレームなの?本当に作り変える必要があるのか?について大きな?マークが付き始めた。ましてや客のエゴともとれる発言、例えばエンドユーザーが言っているので仕方ないとか、先の仕事を失注する可能性があるので作り直すしかないとか。単純に資源と労力の無駄使いをし始めているのだ。

制作会社や印刷会社の力が弱くなったのか?単純に営業力、説得力、納得感にかんしてのリテラシーが低いのか?どれが正しいかわからないが少なくともサラリーマンは自分のポジションや給与に影響が出るため仕方ない部分はあると思う。だがしかし我々のような中小企業は社長や役員の財布から負担金が出ているのである。財布の中から1万円毎月抜き取られたらどう思うだろう?断りを入れたから毎月1万円なくなる、5万円の小遣いが毎月1万円減ったらどう感じるだろうか?

経営者と雇われ人はその感覚が違う。交わることや理解することもないだろう。もちろん職業選択の自由はあるので嫌なら経営者などやらなければ良い。ただそれだけだ。究極の答えとなるが解決策はそれしかない。今の気持ちを残すとすると、経営なんてアホらしい。人から怒られてお金払って最後は自分の身銭を払う。やらない方がまし。寝ていて睡眠力を高め次に備えた方が良い。今週は所有するアメリカのある会社の株が大きく下落した。乱高下が激しかったため売り買い(空売り)すれば儲かった案件だが気持ち的にやれる余裕がなかった。仕事が投資能力にも影響している。これではいけない。少なくとも投資で仕事の補填を余裕でできないとモチベーションが上がらない。さて年末は日経株価が少しでも上がることに期待している。

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