このサイトはほぼ私的ブログであり、日記的な役割をしている。平日は中々手に取ることはないのだが、寝る前に少しスマホメモに書き留めている。土日の空き時間にアップする内容をまとめる。やってみて思うことは活字にすることで、思い出すことややらなくてはいけない義務感も発生する。
12月2日息子の初めての幼稚園のお遊戯会があった。本来なら年少から入園なのだが妻の病気の件もあり満3歳保育として入園させたのだ。自分と同じ幼稚園に入園したのだが50年以上たった今も制服や体操服は変わっておらず、園長先生は孫の代になっていた。そのお遊戯会も同じような形式で行われていて幼いころの記憶がよみがえる。目立ちたがり屋なのに人前では少し照れくさく思うような表現ができない自分の性格を引き継いでいた。今でこそアンパンマンの踊りなのだが私のころは白雪姫などの童話を演劇したものだった。主役に抜擢されると思いきや真っ白なタイツを全身からまとい舞台の端から端をひらひらと駆け抜けていく役割だった。ものの数秒で出番が終わってしまうことに幼心にも怒りと絶望感を感じていた。さて、当日であるが、演技の始まる瞬間にくしゃみをして顔がぐちゃぐちゃのまま登場してきた。いつもなら私にアピールするか自分でティッシュを取りにいくのだが今日はできない。でも気になる。アンパンマンのマーチがかかり演技が始まる。鼻水が気になってしかたない。しかし7人の横並びのセンターを任され一番目立つ位置にいる。正直うらやましかった。当時の自分とは明らかにスタートが違う。
しかし鼻水は気になる。マーチの半ばが過ぎた後半戦。緊張感も取れ、鼻水は固まったのか気になっていない。大きな振で演技をこなす。素晴らしい出来だった。言葉もまだまともに話せない3歳児がここまでできるようになったことに感激しうれし涙がでた。私の悔しい思い出はこのころから感じるようになり、小学校に入ると目標ノートを毎月つけ始めていた。お小遣いを●●円貯める。漢字の勉強は1学年先まで進むなど。今思えば無謀な目標も多かった。反省ノートを作り、毎月最終日に反省ノートを書き、自分で点数をつけるのだ。目標達成できることは少なかったが自分の活力になっていた。中にはアイスのあたりを3本以上出すなど、よくわからない目標も多かったがそれでも駄菓子屋を変えるなど今思えばバカバカしい改善を真面目にやっていたことで、その時の力になっていた。続けていたいたのは中学生か高校1年くらいまでだろうか。自宅の机の前には青学に入ってもてまくる!などの完全にアホな言葉がマジックで書いてあった。それでもその時の力にはなっていたのかもしれない。なんとなく周りに流され自分を見失いだしたのもそのノートを辞めたときかもしれない。反省ノートには上手くいったことも書き留めていた。自分なりの法則を見つけるのだ。お風呂を10分丁度で入り、時計を使わず結果10分に近づける訓練など何が楽しくてやっていたのかわからないが、今その時の訓練が役立っている。自分なりの時短方法だ。上手くいった時、9分55秒、9分51秒、10分2秒と最終的にほぼ10分で仕留めることができるようになったのだ。何とばかげた目標なのだろうか。上手くいった時は体の洗い方、タオルでこする回数も決めてチャレンジし成功した時のことをすべて反省ノートに書き記すのだ。
そう、大人になって足りないのはこれかもしれない。何か問題があれば謝る、報告書を書き提出する。この先は何もない。普段の目標も売上目標だけ。何か欲しいものがあれば他を削る。時間だけが過ぎていく。ばかばかしいアホくさい目標がたりないのだ。目標もないと反省もない。やっていないのだから失敗もない。こんな人生どうにかしている。失敗やくじけることから遠ざかっている。悔しい思いも浅いものである。今月から毎月10個の目標をノートに書くことにした。あの時のように。