抗がん剤投与からまもなく半年になる。第1弾の3週間に一度の投与がノルマの4クールが過ぎて次のステージ、3週間に2回のペースのクールに入って2クール目になった。その間年末年始を挟んだため少しタイムラグはあるが概ね順調の治療経過となっている。今回の抗がん剤は第1ステージとは違う薬だ。今回はけだるさや吐き気はないが極端にお腹がくだり1日多いときは10回以上便意を催す。体中に筋肉痛のような痛みも1週間に数回訪れるためその間は歩くことも苦痛になっている。人によって症状は違うらしいが大半はしびれやこの筋肉痛が発生するらしい。
このステージは4クールから8クール予定らしいが途中経過を見て全摘の判断があるらしい。エコー検査ではかなり小さくなっているらしいが実際に開いてみるとがんは残っているらしい。この残存が再発につながる大きな理由のためこいつをやっつけることがこの治療の難しさということだ。とにかく再発を防止するためにも病院の先生を信じて本人にも治療専念してもらいたい。私自身も極力子育ても協力しているが、子供は成長する速度が速いためついていくことで精いっぱいだ。愛犬のカレンも先日目や耳、鼻が全部マヒする病になったが薬の効果と妻が信じているサプリメント、かなり高額なものではあるが、そいつの効果もあり目、耳、鼻すべて回復に向かっている。なるべく外に出る時間も増やし歩くのはヨタヨタだが外の空気はお気に入りなのでかなりの時間外で散歩している。歩いてもせいぜい50Ⅿ程度なので私が寒くて凍えている。そんなこんなでこの年末年始過ごしたわけだが、とにかく家の中が治療一色になっているためずっと笑顔をつくっていることも難しい。作り笑いも限界があり段々と素の顔になっていくことがわかる。仕事の事や会社の将来のことまで考えるとパンクしそうなのでここ最近は家では携帯電話もなるべく出ないようにしている。反応が悪いと思われても今をしのぐことが先決と判断した。
治療するにあたっては癌の知識、薬の知識、体の知識も必要なため今年に入り積極的に本を読みまくりその知識を習得することにした。専門家ではないので浅はかではあるが、少し生活様式も変わってきた。そしていかに睡眠が大事かもわかってきた。この先は睡眠力を強化していこうと考えている。