2024年年明け早々の北陸地方の地震、飛行機衝突事故と大きなトラブルから始った。天災と人災が同時に起きた年はじめは経験したことがない。お見舞い申し上げるとともに今まだ避難している方にもう少しの辛抱がんばってもらいたい。何もできず何も考えることもできなく心苦しい正月であったが、自分までも悲観的になるとかえって周りにもよくないので、割り切って過ごすこととした。改めて自然の怖さを痛感した。地震大国に生まれたからには仕方のないことだが、何か対策はないものなのか? 住まいは阪神大震災以降耐震住宅となっているが、果たしてこれだけでいいのであろうか?
防災グッズや水などは準備しているがいざとなったらほんの気休め程度にしかならないであろうことは容易に想像できる。テレビを見ていると地震がきたら机の下にもぐりなさいと教え込まれてきたが不幸にももぐった人が自宅の下敷きになった方もいるであろう。改めて災害対策、避難訓練を見直すべきである。日本は戦後教育が今の時代にも引き継がれ皆が正しいと言ったら正しいのである。これほどまでに多種多様な時代になっても教育の一部しか変わらない。クラス全員が違う答え、違う意見を持ってもいいのではないか。そろそろ日本国家も考える時にきているのではないか。本気で議論すべき時に来た気がする。
さて、私個人の今年の目標はとにかく家族が無事ですごせる年にしたい。妻の病気も完治はしないものの経過としては順調だ。何とかこのまま治ってもらいたい。1日のうち何回か訪れる抗がん剤の副作用も見ているだけでドキドキする。仕事の方はこの4年間かけてきた近代設備プロジェクトの完成をさせたい。あと一歩のところで昨年も終了したため今年はスタートダッシュで完結に向かう予定だ。そうして2025年には引継ぎをして次世代に印刷製本業、私の持つ知識を継承したいと考えている。そのためには今年が重要な1年になることは間違いない。先行き不安なスタートであるが強い意志を持って挑みたい。